Mogens Koch / モーエンス・コッホは、デンマークの建築家・デザイナーで、デンマーク家具デザインの黄金期の基礎を築いた一人。1925年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業。その後1932年まで、デンマークモダンの父と称される、コーア・クリントの事務所に勤務し、デンマーク機能主義を学んだ後、1934年には自身の事務所を設立。機能主義を原則として、住宅や家具、テキスタイル、銀製品のデザインなど幅広く活躍。中でも1932年にデザインした、デンマークの老舗家具メーカー、ルド・ラスムッセンの「MK99200フォールディングチェア」は、折りたたみ式チェアの代名詞となっています。1950年から1968年の18年間は、自身が卒業した王立芸術アカデミーの教授を務め、デンマークデザイン業界へも貢献。FDB Møblerの監修も担い、モジュール式の書棚、ブックケースシステムなどの様々な代表作も生み出しています。1992年に逝去。