Henning Koppel / ヘニング・コッペルは、代表的な「デンマーク・デザイン」を確立したデザイナーです。コッペルは、幼少より美術においてその才能を発揮し、描画や水彩画を学んだ後、国立デンマークアカデミーとパリで彫刻を学びました。1946年からデンマークのブランド、GEORG JENSEN / ジョージ・ジェンセンで働きはじめ、ジュエリーやホロウェア、フラットウェアのデザインを手掛けます。彫刻家としての修行を積んでいたコッペルは、彫刻を想像させる有機的で美しいラインなど、彫刻家ならではの発想をデザインに取り入れています。コッペルの作品は常に革新的で、カトラリーからシャンデリアまで、驚くほど多岐にわたる作品を残しています。ミラノ・トリエンナーレ、国際デザイン大賞、ルーニング賞など、多くの賞を受賞。彼の魅力的なデザインは、今もなお世界中で愛され続けています。1981年に63歳で逝去。