Tapio Wirkkala / タピオ・ヴィルカラは、1915年生まれ、フィンランド出身のデザイナーです。マルチな才能を持つデザインの天才で、フィンランド工業デザインの中心人物として広く認められています。ヴィルカラの幅広いポートフォリオは、ガラスや家具、プロダクトデザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、さらにはフィンランド国庫の紙幣の製作までにも及びます。ミラノ・トリエンナーレでの3度の金賞、ルニング・プライズ、プロ・フィンランディア・メダルプリンス・ユージン・メダルなど、多くのアワードを受賞しています。1946年にiittala(イッタラ)が協賛したコンペティションでは、デザイン賞を受賞し、彼のキャリアとイッタラに長く影響を与えるような、生涯にわたる関係が始まりました。ヴィルカラはイッタラのアートディレクターとなり、彼のユニークなアート構想によって、イッタラの世界的な評判が確立されました。彼は伝説的なキャリアを通じ、イッタラのために400以上ものガラス作品を作り上げました。「ウルティマ ツーレ」シリーズや「タピオ」シリーズなど、そのうちの多くは今日でも愛され続けています。