WALL MIRROR

FRITZ HANSEN / フリッツ・ハンセンは、タイムレスなデザインを生み出しているデンマークの家具ブランドです。時代に左右されることなく、世界的にも有名なクラシックラインからコンテンポラリーラインまで、一つの世界観で表現。1872年にデンマークで創業し、長年に渡りアルネ・ヤコブセンら一流デザイナーとコラボレーションし、クラシックコレクションとして、セブンチェアやエッグチェア、スワンチェアなど数多くの名作を生み出しています。コンテンポラリーコレクションには、ハイメ・アジョンやピエロ・リッソーニなど、現代で最も刺激的で国際的にも高い評価を受けているデザイナーによる新しいデザインの家具などが揃っています。2つのコレクションに共通するのは、デザインとアートの境界線を曖昧にする、彫刻的でアーティスティックな表現です。前例のない方法で機能とフォルムを両立させ、一つひとつのアイテムに大きな存在感と意義を与え、空間を生まれ変わらせてきました。現在も創業当時と同様に、フリッツ・ハンセンは「たった1つの家具が部屋や建物全体を美しくすることができ、その空間で過ごす人々の幸せを高める」という信念に導かれています。決して妥協を許さず、世界のデザイン界だけでなく上質なライフスタイルを追求する人々の間で、その存在意義を増し続けています。

Paul McCobb / ポール・マッコブは、アメリカの家具・インダストリアルデザイナー。デザイナーになる夢を追ってボストンからニューヨークに移住。独学でデザインを習得し、遠近法を深く理解していたことで、当時の重要なデザイナーの一人となる道を切り開きました。遠近法とスケールがマッコブのトレードマークであり、テーブルや棚、そしてランプまで、作品が置かれる空間に細心の注意を払ってデザインされています。細い線とシンプルなフォルム、独特の軽やかさが作品の特徴で、現実主義者であり完璧主義者であるマッコブの個性がはっきりと映し込まれています。フリッツ・ハンセンの「プランナーコーヒーテーブル」の復刻に際しては、「オリジナリティ」が重要なキーワードとして、マッコブによる飾りのないデザインを重視し、機能性と美しさを両立させるために必要不可欠なものだけを取り入れています。スチールベースの脚先が窄まった形状などのディテールは、まさにマッコブのデザインを現してます。