Meda Chair

Vitra / ヴィトラは、1950年にスイスで創業した家具メーカーです。世界的なデザイナーの創造性と自社の開発力によって製品とコンセプトを生み出し、そのデザインの力を通してホーム、オフィス、公共スペースの空間の質の向上に貢献しています。ヴィトラのオフィス・ファニチャーは工業製品でありながら、創造性と時代の変化を見越した先見性、品質で国際的な評価を受けています。イサム・ノグチの「コーヒーテーブル」、ヴェルナー・パントンによる「パントンチェア」、ジャン・プルーヴェによる「スタンダード」など、時を経て受け継がれてきた名作デザインから、現代のデザイナーたちによる最新作まで、ヴィトラの豊富なコレクションは世界中で愛されています。 「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム」を有することでも知られる、スイスとドイツの国境沿いの広大な敷地にあるヴィトラキャンパスは、安藤忠雄、ザハ・ハディド、ヘルツォーク＆ド・ムーロン、フランク・ゲーリー、ニコラス・グリムショウ、アルヴァロ・シザ、SANAA、バックミンスター・フラー、ジャン・プルーヴェをはじめとする世界の著名な建築家によるユニークな建築物を有しており、建築の聖地として知られています。

Alberto Meda / アルベルト・メダは、イタリアの家具デザイナーです。1945年にイタリアで生まれ、69年にミラノ工科大学を卒業後、73年より6年間、イタリアのデザイナーズ家具メーカーKartell / カルテルにてテクニカルディレクターを務めました。79年にフリーランスデザイナーとなり、インダストリアルデザインおよびコンサルティングを本格的に開始。81年からはアルファロメオ社で車の製品プロジェクトの指導に参加。87年にはイタリアの家具ブランド、ALIAS / エイリアスで「LIGHT LIGHT」、88年にはイタリアの照明メーカーLuceplan / ルーチェプランより「On-Off lamp」、89年に「Soft light chair」、93年に「Longframe」等を発表。これらの作品は、94年よりニューヨーク近代美術館コレクションに選定されています。ドイツのVitra / ヴィトラ社より、メダチェアを発表するなど、ミラノを拠点に世界中で活動しています。