KK Series Stool

SHIKADA SHITSURAI RATTAN / シカダ シツライ ラタンは、福岡県に拠点を構える鹿田産業が手掛ける、天然素材と伝統技術を融合させたラタン家具ブランドです。1976年よりインドネシアの現地工場と提携を結び、1985年から本格的に天然ラタン家具の開発・製造を開始。数百種ある籐素材の中でも、最も希少なインドネシア産のマナウ籐を使用し、一本一本を丁寧に選別・加工しています。製品は、熟練の職人が網代編みやウィッカー編みといった伝統技法を駆使し、細部に至るまで丹精込めて仕立てています。軽量で通気性に優れ、自然素材ならではの柔らかさと温かみを持つ佇まいは、和室はもちろん、北欧スタイルやモダンな空間にも調和します。2024年には建築家・隈研吾とのコラボレーションモデルも発表されました。

隈 研吾 / Kuma Kengoは、1954年生まれ、神奈川県横浜市出身の建築家です。1979年に東京大学建築学科大学院を修了。アトリエ系事務所ではなく、社会に揉まれるためにと大手設計事務所の日本設計に就職。その後、戸田建設、米国コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。日本のみならず、世界にも認められる建築家として国内外の数々の賞を受賞しています。受賞歴としては、1997年「森舞台 / 登米町伝統芸能継承館」で日本建築学会賞、「水 / ガラス」でAIA（アメリカ建築家協会）ベネディクタス賞を受賞。その後、2001年には「那珂川町馬頭広重美術館」で村野藤吾賞を受賞し、2002年に、一連の木の建築に対して、フィンランドよりスピリット・オブ・ネイチャー国際木の建築賞を受賞。2010年には「根津美術館」で毎日芸術賞を受賞しています。近作では、渋谷スクランブルスクエア、国立競技場、高輪ゲートウェイ駅、角川武蔵野ミュージアム、ハンス・クリスチャン・アンデルセン美術館などの設計も手掛けています。2021年には、TIME誌の「世界で最も影響力ある100人」に選ばれました。