camphor

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カンフル

制作:2024年

作家コメント
「人を奮い立たせるもの」といった意味合いでよく使われている、カンフル剤の「カンフル」は、クスノキの英語名のcamphor treeに由来します。僕が幼少の頃、住んでいた祖父母の家には、強風で倒れ、根が剥き出しになっても枯れずにいたクスノキがありました。根が剥き出しになったそのクスは、幼かった僕には切り立った崖のように見え、海が側にあったため、たくさんの蟹たちがそこに巣穴を作り群れていたことを今でも覚えています。当たり前に佇めないとしても、そこには何かしらの意味と役割と始まりがあり、物事にはその捉え方によって変化することができる「相対性」を持つということを、僕は幼い日に見たこの光景から学びました。

「camphor」は2024年のTEZUKAYAMA GALLERYで開催した「AS ALWAYS」展で発表した作品で、2015年の同サイズのものである「11 colors」と作風の変遷の対比をしました。強風によって倒れたとしても、毅然と生き抜いたクスへの敬意の念を込めて、作品の天地はあえて「縦」にすることを意識して描いた、僕のマイルストーン的な作品です。

門田 光雅(かどた みつまさ)プロフィール
1980年静岡県生まれ。 絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。

1980年静岡県生まれ。 絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。

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門田 光雅

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162cm
奥行3.5cm
高さ194.3cm
F130号
素材
アクリル、カーボランダム / 綿布