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wing(B)
#121146
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ウィング(B)
制作:2023年
作家コメント
幼い頃、「浅羽町」という海辺の街に住んでいました(今は合併して袋井市という街になっています)。湊(みなと)という地区名で、その名の通り江戸時代の頃は、家の近くまで海が来ていたと聞いています。
「母の実家の家から、田んぼを抜けると小高い防風林の丘があり、その先に海が広がっていました。外洋から吹く強い海風は塩を含み、砂を運びます。おそらく農作物を守るために植樹されたであろう松林が、隙間無く海岸線沿いに続く風景が広がっていて、その景色の中で私は育ち、その記憶は今日の私の奥深くにも続いています。松林を輪郭とする陸と海の隔たりは、どこまでも続く日常の地平の隔たりであるようにも感じました。視点を変え俯瞰してみれば、それは何かが対立する図式の境界であるように。」
これは2009年に開催した「俯瞰する樹形図」展のステートメントを少し直したものです。小さい頃から海を眺めるとき、その先にある見たことのない国を良く想像していましたが、そういえば、静岡の遠州地方から見る海の先には、地図上ではオーストラリアがあったのだなと、今更ながら思います。この作品は、2022年のシドニーで開催されたアートフェアに、TEZUKAYAMA GALLERYから出品した作品です。今はなくなってしまった私が住んでいた町の名前と、想像の翼を広げていたあの頃の記憶が、不思議とどこかで繋がっているような気がします。
門田 光雅(かどた みつまさ)プロフィール
1980年静岡県生まれ。 絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。
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門田 光雅
1980年静岡県生まれ。 絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。
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- サイズ
-
幅53.1cm
-
奥行2.5cm
-
高さ41.2cm
- P10号
- 素材
- アクリル、カーボランダム / 綿布