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ICHENDORF MILANO / イッケンドルフ・ミラノは、20世紀初頭にドイツ・ケルン近郊の小さな町、クアドラート・イッケンドルフで創業したガラスメーカーです。1990年、アーティストやデザイナーが集う創造的な場所、ミラノにイッケンドルフ・スタイル・センターを設立。ここで彼らは素材の真髄に触れ、その無限の可能性を引き出してきました。イッケンドルフ・ミラノの商品の多くはハンドメイドで作られています。この時代にあえてハンドメイドにこだわる理由はとてもシンプルで、「ハンドメイドでなければ作れないから」。長年の知識と経験から、そのプロダクトのデザイン性の高さのみならず、デザイナーの秘めたる想いを形にする技術があり、作り手が変わろうとも、その秘伝は今も脈々と息づいています。また、彼らデザイナーの生み出すデザインは、単にプロダクトとして存在するものではなく、使う人の喜びが根底にあります。創業から現代、そしてこれから先の未来においても、その想いは商品を通して受け継がれていきます。

後藤 司 / Goto Tsukasaは、1981年生まれ、東京都出身のミラノを拠点に活動するデザイナーです。名古屋造形芸術大学を卒業後、2004年にミラノへ移住。2006年から2007年にかけてアーティストのLuca Pancrazziと、2007年にはデザイナーのDonata Parucciniと協働しました。その後、2007年よりミラノのDavid Chipperfield Architectsに勤務した後、2011年から個人プロジェクトを開始しています。彼のデザイン活動は、素材の探求と実験を軸に展開されています。手を動かし、触れ、感じ、素材を変化させながら形にする実践的で手仕事を重視するアプローチを取り、子どものような好奇心に導かれながら、素材そのものが持つ可能性を手で確かめ、探求し続けています。