DIANA C

ClassiCon / クラシコンは、ドイツ・ミュンヘンに本拠地を構える1990年に誕生したインテリアブランドです。アイルランド生まれのデザイナーで建築家のEileen Gray（アイリーン・グレイ）の一連のプロダクトで世界的に知られています。アイリーン・グレイは、1920年代から抑制の効いたデザインで、女性デザイナーの先駆けとして活躍しました。彼女がデザインしたアジャスタブルテーブルは「20世紀のデザインアイコン」と言われています。ClassiConは、気鋭のデザイナーとのコラボレーションも積極的に行っており、特に、Konstantin Grcic（コンスタンチン・グルチッチ）によるミニマリズムの要素を活かしながら、機能と構造を絶妙に組合わせた個性的なデザインが高く評価されています。クラシックとコンテンポラリーの両翼からなるプロダクトがブランドの特徴で、多くの名作を世に出しています。

Konstantin Grcic / コンスタンチン・グルチッチは、1965年生まれ、ドイツ・ミュンヘン出身のデザイナーです。イギリス・ドーセットにあるジョン・メイクピース・スクールで家具職人として修行を積んだ後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート（RCA）を卒業。その後、世界的デザイナーのJasper Morrison（ジャスパー・モリソン）のもとで従事しました。1991年、ドイツ・ミュンヘンに「Konstantin Grcic Industrial Design」を設立。現在は「Konstantin Grcic Design」としてベルリンを拠点に様々な分野で活躍しています。Vitra（ヴィトラ）、Artek（アルテック）、MAGIS（マジス）、ClassiCon（クラシコン）、FLOS（フロス）などの家具・照明ブランドから作品を発表。無駄を削ぎ落したシンプルな美学に機能性を兼ね備えたプロダクトが多く、フロスより発表された照明「MAYDAY（メイデイ）」がコンパッソ・ドーロ賞を受賞。その他にも数々のデザイン賞を受賞しています。彼の作品は、ニューヨーク近代美術館（MoMA）やパリのポンピドゥセンター、ミュンヘンのディ・ノイエ・ザムルングなど、世界の美術館に多数収蔵されています。